離婚調停とは、夫婦での話がまとまらない場合に、調停の場で話し合いをすること。
実は、離婚調停で復縁への道がひらかれることもあります。
今回は離婚調停で復縁した体験談や、離婚調停で復縁するコツをご紹介します。
「もう一度やり直したい」と切望している方、ぜひご覧ください。
夫婦としてやり直すために、離婚調停をどう乗り切っていくべきか、くわしく説明していきます。
離婚調停中に復縁した体験談
まずは、さまざまな体験談を見ていきましょう。
体験談は、同じような境遇の方にとって大きな学びや支えとなるものです。
最初は、離婚調停中に復縁した体験談をご紹介します。
1.1年かけて調停で復縁
私たち夫婦は子供のことですれ違いが増えて、顔を合わせる度に喧嘩をする日々でした・・・。
そんな状態に疲れたと言い、夫の方から離婚調停を申し立てられてしまったのです。私は子供のことや「夫と別れたくない!」という気持ちが大きかったので、復縁をずっと望んでいました。
調停のなかで少しずつですが、お互いに子供のことを考えてのすれ違いだったと改めて再認識することが出来たので、最終的に調停に1年かかったけれど復縁をすることが出来ました。
復縁パーフェクトガイド
調停中に少しずつお互いの考えを理解していくことで、復縁を叶えることができました。
夫と別れたくないという強い思いと、愛する我が子の存在があり、復縁への希望を持ち続けることができたのでしょう。
2.浮気が原因でも復縁のチャンスはある
私は性格の不一致もそうですが、妻の浮気が原因で離婚を考えるようになりました。
だけど、妻はすごく反省していましたが許すことができなくて、離婚調停をしたばかりの頃はすぐにでも離婚をしたいと思っていました。
だけど、調停を始めてから3ヶ月くらいに気持ちが落ち着いてきて、調停員の人からも「奥さんにチャンスを与えてあげたらいかがでしょうか?」と言われて、妻もそれなりに誠意を見せてくれていたので、離婚を考え直しました。
最初はお互いぎこちなかったけど、今はあれから3年経って夫婦関係も良好のままです!
復縁パーフェクトガイド
浮気は、とくに妻の場合は復縁がかなり難しいとも言われていますが、深く反省し誠実な対応を続けることで状況が好転する可能性もあります。
妻の行動や態度が、調停委員の心を動かし、復縁のチャンスとなりました。
3.離婚ほぼ確定からの復縁
離婚が100%確定してるなら頼むという因果関係に見えますが、実際は弁護士が絡むと離婚調停が長期化した上に離婚が100%確定になります。
— なおP (地方戸建建ModelY) (@naopictures) October 23, 2023
私は100%離婚確定かなと確信したところから結局離婚せず復縁してるので、140文字では書ききれませんね。。
離婚調停は最後までどうなるか分かりません。
弁護士にはいろいろな方がいますので、離婚を勧める弁護士に依頼すると離婚の可能性が濃厚になります。
復縁を目指す場合は、自分の気持ちや希望に寄り添い、扱ったさまざまな経験をふまえて的確なサポートをしてくれる弁護士を探しましょう。
4.離婚回避して夫婦再構築
離婚調停→離婚回避後、復縁に取り組んでいた方より、無事に夫婦再構築でき、家族3人で新居に引っ越したとのご報告。
— 堀井満美子@離婚回避成功率90%以上の心理士カウンセラー (@mamiko_gokujyo) June 19, 2023
新たな気持ちで再出発するのに、約1年半掛かったけど、自分を振り返ることから始めて、日々相談しながらやるべきことを継続できたことが勝因だったと分析までも。
もう大丈夫💕
離婚調停中に苦しんでいる方は、カウンセラーへ相談すると状況を変えるきっかけになるかもしれません。
別居から復縁できた体験談
次は、別居から復縁できた体験談をご紹介します。
夫婦には、正当な理由がない限り同居する義務があると法律で定まっています。
別居は離婚まであと数歩かと思われますが、険悪な状況から脱し、前よりも仲が良好になっている夫婦はたくさんいます。
1.身内の結婚式がきっかけで
夫とは、3年近く別居状態でした。
しかし、身内の結婚式があったときに、夫から「夫婦として参加しよう」と言ってくれて驚きました。
何度も「復縁しよう」「再構築しよう」と言い続けては失敗していたのですが、まさか身内の結婚式で夫婦としてやり直せるとは思っていませんでした。
その日から、夫とは一緒に暮らすことができて、遅咲きながらも、新婚気分を味わっています。
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身内の結婚式なので周囲の目を気にしたのかもしれませんが、離婚への意思が固まっていればそんなことは考えないはずです。
結婚式は幸せの象徴です。
自分たちの結婚式や新婚当時を思い出し、自然に復縁へと向かうことができたのでしょう。
2.看病されたのがきっかけで
夫が病気になって入院した際に、2年ほど別居していましたが、妻であることに変わりないので、身の回りのお世話をしていました。
ある日、病室で片づけをしていると、夫が涙を流しながら「自分勝手なことをして悪かった」と謝ってきました。
病気になって弱気になったのかもしれませんが、その一言を聞いて、本当に嬉しく感じました。
無事退院して、その日に復縁することができました。
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病気は辛いものですが、相手のかけがえのなさを知るきっかけにもなります。
計算のない行動によって、凝り固まった相手の心は開かれるのです。
3.直接話せるようになったことがきっかけで
連れ去り断絶された知人は、あの手この手で子どもとの交流どころか、奥さんとの復縁も果たしました
— シンパパ波平 (@FiredNamihei54) August 11, 2023
詳しいことは知りませんが、彼が無職だったので、相手の弁護士が降りてしまい、その結果、直接対話できるようになってから状況が好転したということです
離婚調停や別居となっても、直接話す機会というのはやはりとても大切です。
弁護士が入るとかえってややこしくなる問題というのも、あるのかもしれません。
離婚裁判後に復縁できた体験談
次は、離婚裁判後に復縁できた体験談をご紹介します。
離婚裁判は、離婚調停の次の段階です。
離婚調停が不成立になった場合に、離婚や離婚の条件(親権・養育費・慰謝料など)を求めて訴訟を起こします。
離婚裁判まで進んでいる場合、離婚の意思は相当固いので、そこから復縁へとひっくり返すのはかなり難しいです。
しかし、離婚裁判後に復縁できた人はいます。
1.離婚裁判から復縁した友達
離婚裁判してた友達が復縁してたこと、今知った。しかも旦那の方からの報告。友達とは急に連絡取れなくなって心配してたんだけど、あれだけ揉めてて事細かく私に報告してくれてたから、旦那の所に戻ったこと私には言い辛かったのかな。なんだかよく分からないけど友達が元気であればそれでいい…かな。
— ぽてち☮️🕊🤓🎸🐇🐴 (@potetigapyon) December 5, 2012
友人に細かく報告するほど揉めた離婚裁判からも復縁の可能性があります。
復縁への道はかなり険しいものですが、ここでも復縁の可能性が0ではないのです。
離婚後に復縁できた体験談
次は、離婚後に復縁できた体験談をご紹介します。
離婚後に同じ相手と再婚する人は、実は思っている以上に多いです。
筆者の知り合いにも、同じ相手と2回結婚した人がいます。
1.綿密な計画を立てて復縁に成功
共働きだった私たち。
土日が定休の夫と、結婚後に不定休のサービス業に転職した私との生活リズムに差が生まれました。
(中略)
たまに休みが重なっても、どうコミュニケーションを取っていたのかを忘れてシドロモドロになる始末。
これはもう夫婦の関係ではない、そう夫に離婚を切り出され、私たちは一度終わりました。
離婚した後、想像以上に辛くって仕事が手につかなくなりました。
(中略)
なんとか復縁し、再婚するためには綿密な計画が必要だと感じたのです。
結果、その計画や作戦を実行し、最後には、もう一度やり直したいと元夫にも言ってもらえるようになり、再婚することができました。
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結婚生活より仕事を優先したことを深く後悔して、再婚するために細かい計画を立てて動き出し、見事復縁を成功させました。
離婚後の辛い気持ちを立て直し、作戦を練って具体的に行動できたことが勝因でしょう。
2.楽しみは復縁した相手との結婚記念日
とりあえず退院したら楽しみにしていたことその3とその4
— 🌸え🌹み🍓 (@amnos_sz_hsj_kp) April 12, 2021
今週の息子の誕生日と23回目の結婚記念日(離婚後復縁したけどw)
自宅で迎えられることには感謝しております。
退院後の楽しみが息子さんの誕生日と結婚記念日というのは、とても素敵なことです。
離婚後に復縁して、再び一緒に結婚記念日を祝うのは、経験した人にしか分からない喜びです。
2人の仲は、さらに深まっているはずです。
3.一途な親友の奇跡
中学からの親友男は、初めて付き合った彼女がずっと好きで、途中何度かフラれてもずっと想い続け、復縁して結婚にこぎつけたけど1年で離婚して欲しいと言われ、それでも想い続けて、離婚後3年を経て粘り腰でまた復縁し、今年、ついに子供を授かったらしい。今年一番うれしいニュース。
— 旭 (@morningsun3480) April 17, 2018
まっすぐすぎるほどの愛情を貫き通した男性です。
復縁は愛情だけで上手くいくとは限りませんが、あふれるほどの愛情がなければ試練の多い復縁を叶えることはできません。
とてつもなく大きな愛情があるからこそ、振られても別れても離婚しても、ずっと諦めずにいられました。
離婚調停が不成立後に復縁できた体験談
最後は、離婚調停が不成立後に復縁できた体験談をご紹介します。
離婚調停は必ずしも結果が出るものではなく、これ以上話し合いを続けても双方の合意が難しいと判断された場合は、調停不成立となります。
不成立になると、離婚調停を取り下げるか、離婚裁判を起こします。
1.たび重なる試練にもめげず復縁
調停不成立後、別居から復縁できて、夫婦仲再構築する、お話です。
私が、カウンセラーになりたい、と言ったことで、旦那様は、再度、「離婚する!」「家を売る!」と、口を聞かない状態になってしまいました。
朝から無視をされて、最大のピンチです。
私は、旦那様の心理状態をわかってあげようと思いました。
男性は、女性と違って、変化に耐えられないのです。
せっかく、元サヤにもどれたのに、私が、また別世界に行くことによって、旦那様自身、見捨てられるんじゃないか、という不安もあったのだと思います。
(中略)
いろいろありましたが、何か起きるたびに、神様からのお試しなんだな、と思って、乗り越えてきました。
私は、無事にカウンセラーになれましたし、以前にくらべて、穏やかで、笑顔の素敵な、旦那様に変わってくれました。
別居、離婚調停から復縁、戦わないで旦那様を変える方法!
この方は、離婚調停の不成立や別居、復縁しかけても夫が機嫌を損ねてしまうなど、復縁までにさまざまな試練を経験しています。
しかし、常に自分が進むべき方向を考え、相手の心理状況を思いやることで乗り越えてきました。
この体験談にあるように、乗り越える力があるからこそ、神様から試練を与えられると言います。
試練を越えたら見たことのない景色が広がっていると信じて、真摯に向き合うことが大切です。
離婚調停で復縁することは可能?
離婚調停で復縁することは可能です。
離婚調停は、調停委員を介して話し合いが進むので、お互い冷静になれるのがメリット。
相手から離婚を要求されていても、話し合いを上手く進めることができれば、復縁できる可能性もあります。
ただし、復縁へと方向転換させるのはかなり難しいことだと理解しておくべきです。
「復縁したい」と自分の強い思いを主張するだけでは、復縁を実現させることはできません。
相手の主張といつまでも平行線をたどることとなり、離婚調停が長引くだけです。
離婚調停で復縁するには、適した方法とコツがあります。
それは、これから説明していきますので、ぜひ参考になさってください。
離婚調停で復縁できる夫婦の特徴や前兆は?
離婚調停で復縁できる夫婦には、特徴や前兆があります。
ここからは、離婚調停で復縁できる夫婦の特徴・前兆とその理由について見ていきましょう。
特徴とその理由は以下の通りです。
特徴 | 理由 |
---|---|
その場の勢いや環境が原因など、迷いがあった | 勢いでの離婚宣言は時間をおくと冷静になり、後悔することが多い 環境が原因で夫婦仲が悪化した場合は、環境が変化すると改善されることがある |
過去の自分を反省し、改善しようと努力している | 自分の非を認め、復縁のチャンスをつかもうとしている |
相手家族との関係が良好である | 復縁に向けて協力してもらえる可能性が高い |
相手が弁護士をつけずに調停を進めている | 離婚への意思が固ければ、弁護士に依頼したほうが確実 |
前兆とその理由は以下の通りです。
前兆 | 理由 |
---|---|
とくに用件が含まれず、ただやりとりを楽しむような連絡が増える | 何気ない会話を楽しみたいと思うのは、大切な人だから 「つながっていたい」という気持ちが読みとれる |
食事に誘われることが増える | 食事に誘うのは親密度を上げたいから なごやかで楽しい雰囲気の中で、復縁へのムードを高めようとしている |
離婚調停で復縁する方法は?
離婚調停で復縁するための5つの方法をご紹介します。
離婚調停で復縁したい方は絶対におさえておきたい、基本的で大事なことを挙げていきます。
離婚に合意しない
離婚調停で復縁するには、離婚に合意しないのが何より大切なことです。
少しでも揺れる態度を見せてしまうと、調停での話し合いは離婚の方向へと進んでしまう可能性があります。
離婚調停は、「離婚したい」という相手の意思によって開かれているので、離婚の方向へ話を進めるほうが簡単なのです。
ですから、「離婚したくない」という自分の意思を曲げないことが重要になります。
ただし、離婚に合意しないことは、相手の意見を聞き入れないことと同じ意味ではありません。
相手の意見や気持ちを受け止めることを頑なに拒めば、「ああ、やっぱり分かってもらえない」と落胆され、離婚への道をさらに加速させます。
離婚に合意はしないけれど、相手のことをよく考え理解しようとする謙虚な姿勢が大切です。
復縁したい理由を明確にする
復縁したい理由を明確にすることも重要です。
調停の場では、感情的な話し方をしても逆効果なだけです。
「復縁したい!」と心の底から願うなら、その理由をきちんと説明できるようにしなければなりません。
要点をしぼって、相手を納得させられるような明確さが必要です。
離婚届の不受理申出書を提出する
離婚届の不受理申出書とは、勝手に離婚届を出されて、受理されてしまうことを防ぐための申出書です。
自分の同意のない離婚を防ぐために、離婚届の不受理申出書をあらかじめ提出しておくことをおすすめします。
離婚には夫婦の合意が必要であることが法律で決まっています。
しかし、夫婦に離婚の意思を確認することが役所に義務付けられているわけではなく、書面が整っていれば受理されてしまいます。
受理された離婚届を取り消すには大変な手間と労力がかかり、取り消せない場合もあります。
「このままでは知らないうちに離婚届を提出されるかもしれない」と不安になった時には、なるべく早めに離婚届の不受理申出書を役所に提出してください。
不受理申出書の提出先は本籍地の役所なので、本籍地と現住所が異なる場合は注意が必要です。
原則として手続きは本人に限られ、代理人や郵送による手続きはできません。
少しの手間はかかりますが、不受理申出書は自分が取り下げるまで有効な書面なので、自分の意思に反する離婚を防ぎたい方は提出しておきましょう。
調停では誠意のある対応をする
調停では誠意のある対応をすることも、とても大切なことです。
相手の「離婚したい」気持ちと自分の「離婚したくない」気持ちがぶつかると、思わず感情的になってしまったり、まとまりのない話し方になってしまうこともあります。
しかし、調停は相手と接触できる貴重なチャンスです。
その調停で、相手や調停委員に誠意のある対応ができれば、「やり直したい」と思ってもらえる可能性が上がります。
自分について正直に伝え、相手と誠実に向き合い、冷静に話し合いを進めてください。
専門家に相談する
調停という専門的な場面では、専門家に相談することも選択肢のひとつです。
話し合いのプロである弁護士に相談することは、あらゆる面で力になってくれるでしょう。
- 話し方、復縁に向けた行動などのアドバイスをもらえる
- 離婚したくない気持ちや理由、復縁への具体的な方法を一緒に伝えてくれる
- 調停の場でフォローを受けられる
ただし、デメリットもあります。
- 攻撃的・相手の意思を無視しているなど、依頼すること自体に悪い感情をもたれることが多い
- 調停の結果に関わらず費用がかかるとともに、相手から「弁護士に使えるお金があるなら別のことにあててほしい」と非難されかねない
弁護士に相談すると言っても、「調停に同行してもらう」「相談によるアドバイスを受ける」「調停で使う書面を作成してもらう」など、さまざまなパターンがあります。
自分の状況に合わせて、適切に力を借りるのが良いでしょう。
離婚調停で復縁するコツは?
離婚調停で復縁するには「絶対に復縁したい! 離婚はしない!」と、やみくもに主張するだけでは効果がありません。
離婚調停での復縁には、コツが必要です。
コツをしっかりとおさえて、復縁に向けて着実に進んで行けるようにしましょう。
きちんと話し合いができる準備をする
調停では、話す内容や話し方がすべてです。
きちんと話し合いができる準備をすることは、離婚調停で復縁するための第一のコツです。
- 離婚したくない思いと、その理由
- 離婚の原因と向き合い、改善のために努力していること
- 復縁に向けた具体的な行動
このような事柄について明確に説明できるようにしておきましょう。
夫婦での話し合いでは復縁に至ることができず、離婚調停に進んだことは、とても苦しくやりきれない思いでしょう。
しかし、離婚の可能性に震え、悲しむだけでは現状は変わりません。
離婚調停に挑むのならば、「離婚したくない」という確固たる思いを調停でしっかりと伝えられるように準備するべきなのです。
日頃の行動や言動に気を付ける
日頃の行動や言動に気を付けることも欠かせません。
調停委員は中立の立場で、お互いの意見を公平に聞きます。
調停委員は、書類や調停でのふるまいなど少ない材料から夫婦それぞれを判断しなければなりません。
調停の場では都合のいいことを並べて、実際は嘘だったということが分かると、調停委員からの信用がなくなります。
信用がなくなれば調停を有利に進めることは不可能です。
調停での様子と普段があまりにかけ離れているのは、相手を裏切ることでもあるので、復縁の可能性は消え去ってしまうでしょう。
日頃の行動や言動は、思いもしないところから知られるもの。
普段の生活から復縁を意識しましょう。
相手の気持ちや状況を考える
相手の気持ちや状況を考えることも大切です。
離婚調停に進んでいるという焦りから、自分の気持ちばかりぶつけることは、相手を遠ざけることになります。
夫婦2人の話し合いでは結論が出ないために離婚調停となっています。
そこでもなお「離婚したくない!」の一点張りをすれば、「自分のことしか考えず、相手を理解しようとしない」という思いを深められるだけです。
「離婚する・しない」の平行線を少しでも近づけるには、相手の気持ちや状況を考え、歩み寄ろうとすることが大切です。
悲しみ・苦しみ・怒り・悔しさなど、抱えている自分の感情を一旦手放して、相手のことを一生懸命に考えてみてください。
「自分のことを分かってくれた」と相手が実感すると、相手も歩み寄ろうとしてくれるはずです。
原因や問題点から修復できる糸口を探す
離婚調停に至った原因や問題点から修復できる糸口を探すことも、復縁のために重要です。
原因や問題点を特定し、関係修復の糸口を探すことは、復縁に向けての積極的な行動です。
復縁に直接アプローチできますし、本気であることが相手にも伝わるでしょう。
修復の糸口は、相手の立場で離婚問題を考えることで得られます。
原因や問題点を根本から見つめて、修復できる糸口を探してください。
離婚調停は半年?調停中に復縁を切り出すタイミングは?
離婚調停は半年ほどかかるのが平均的です。
中には1年以上続く場合もあり、どんな結果になるとしても離婚調停の道のりは長いと言えます。
離婚調停の期間の長さは、調停の場に集まる人の日程の都合や、資料・証拠の準備の早さ、争点の多さなど、さまざまな事柄によって決まります。
予想以上に長引くこともある離婚調停ですが、調停中に復縁を切り出すタイミングはいつ頃が最適なのでしょうか?
答えは、調停がはじまってから短すぎと長すぎを避けた時期です。
調停がはじまってすぐに復縁を切り出すと、冷却期間がたりないので相手は復縁について考えることができません。
調停をはじめてから時間が経ちすぎると、相手の離婚の意思はさらに固いものとなり、こちら側も離婚に合意の方向であると決めつけられる恐れがあります。
調停中に復縁を切り出すベストなタイミングは、相手の気持ちが落ち着き、孤独や未練を感じる余裕が出てきた頃です。
これまでは感じられなかった感謝の思いがわき上がってきたり、一度は離れようと決心したけれどやっぱり大切な存在だと気づいたりすれば、復縁に向けて話し合いの方向を変えることができます。
そのような気持ちになってもらうまでには、少なくとも数ヶ月以上の時間がかかるでしょう。
長丁場になりますが、焦って復縁を切り出す時期を間違えると、これまでの努力が無駄になってしまう可能性があります。
復縁への思いは常にもちながら、それを相手に伝える時期は慎重に判断してください。
「離婚調停 復縁 体験談」を検索する人がよく思う質問4選
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簡潔なQ&Aから離婚調停について学びましょう。
まとめ:復縁したい場合はじっくり冷静に話し合うことから
離婚調停にはマイナスのイメージがありますが、よりよい関係を築く出発点とも言えます。
離婚調停が開かれることになっても、絶望する必要はありません。
復縁を求める自分の意見に納得してもらえるように、きめ細やかな準備を進めていきましょう。
離婚調停から復縁した体験談も大いに参考になるでしょう。
離婚調停だけでなく、別居、離婚裁判、離婚したあとでも復縁できる可能性はあります。
いずれの場合も、じっくりと冷静に話し合うことが大切です。
お互いに理解し合い、歩み寄るには、時間をかけたていねいな話し合いが不可欠です。
一度壊れた絆を修復するのは簡単なことではありませんが、諦めずに復縁を目指すことで相手の心は深くから動きます。
「絶対にやり直したい」という思いを常に忘れずに、復縁に向けた行動を進めましょう。
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