『別れ方で人の価値がわかる』というのは有名な話です。
別れる瞬間は、互いに今まで隠していた本音が最も出やすいタイミングとされるので、別れ際の話などがいつまでも悪い思い出として残るという人も少なくはありません。
ですが、どんな別れ方なら相手に付き合って良かったと思わせられるのか気になりますよね。
今回は、「別れ方で人の価値が分かるのは本当なのか?」「別れ際にいい女だと思わせるための方法」についてをご紹介していきます。
別れた後、元彼に「やっぱり別れなきゃよかった」と思わせられるような女性になるためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
「別れ方で人の価値がわかります」は本当なの?
結論からいうと、「別れ方で人の価値がわかる」というのは本当です。
なぜならば、人は別れる際に最も自分の本心が表れるため。
過去にどれだけ良い人として取り繕っていたとしても、別れ際には大抵本性があらわになってしまうもの。
別れ際の対応に幻滅し、ショックを受けたという方がいるのも、恐らくはこの「繕っていた姿が途端に無くなったから」というのが原因でしょう。
「別れ方で人の価値がわかります」が正しい理由
また、本性が出ること以外にも人の価値が分かるいくつかの理由が存在します。
恋人と別れた経験のある方はもちろん、現在別れを視野に入れているという方も、将来同じ道を歩まないように、ここで「人の価値が分かる」理由についてをある程度把握しておきましょう。
もう関係のない相手だと思うと本性が出てしまうから
別れるというのはすなわち、相手との関係を完全に断ち切るという意味。
つまり、相手をもう二度と会わない関係になる存在だと認識した途端、「もう良く思われる必要はない」とも考える人も中にはいるのです。
一緒に過ごしていた時は相手に好かれようと努力していた人も、「最後だしいいや」と素の自分を出してしまいがちになるのです。
無理に優しくして好かれようとする必要もないと思ったなら、本人としては自然なことなのでしょう。
ただし、態度が変わり過ぎると「こんな人だったの?」と思われてしまう可能性があるので、ある程度は繕えるように心掛けましょう。
断絶するときには人の価値観が表れやすいから
物事を終わらせようとする時こそ、その人の価値観が表れやすい傾向があります。
特に、自分の得を考えて恋人と付き合っていた人は別れる際の話し合いで態度が変わってしまいがちです。
その理由は、「もう大切にする意味がない」と考えているからかもしれません。
交際相手が居るという肩書きが単に欲しかっただけなのか、不満が募ったがための別れなのかが最後に分かってしまうので、人の価値観も同様に分かると言われているのでしょう。
別れ話はネガティブになったり感情的になったりと本音が出やすいから
別れ際はこれまでの様々な不満や怒りなど、ネガティブな気持ちが溜まっている状態だと考えられます。
その結果、相手に歩み寄る余裕がなくなり、自分本位になってしまいがちです。
喧嘩や仲が悪くなって別れるカップルの別れ際には、よくある出来事の一つともいえますね。
別れ際は損得勘定があらわれるから
人の価値を決める要因が「損得勘定」や「責任感」です。
普段はある程度隠せていたとしても、去り際は損得勘定や責任感などの人間性が見えやすい時。
自分の得があるから…という理由で恋人と付き合ってた人は、最後の話し合いで豹変します。
なぜなら、別れると決めた時点で相手を大切にする意味がないからです。
今まではパートナーに尽くせば、その見返りとして誕生日にプレゼントをもらえたり、優しい言葉を向けられたりとメリットがありました。
ですが別れた後はプレゼントも期待できないので、信じられないほど冷たくなり、かつ早く話を終わらせたがります。
普段は見栄を張って責任感のある人のフリをしていても、最後の場面では本性が隠せません。
精神的に追い詰められている可能性があるから
精神的に追い詰められている人の場合、当然ですがまともに話し合いもできません。
突然泣き出したり、かと思えば怒ったりと情緒不安定な一面が目立つことでしょう。
もちろん別れを切り出されたことによるショックで、このような状態になっているのでしょうが、それがきっかけで自傷行為に走ったり、死をほのめかすような発言をする人もいるのです。
ですがこのようなタイプは、付き合っている頃からある程度の片鱗が見えています。
ワガママな性格だったり、束縛が激しい人に見られがちな傾向です。
自分と恋人のどちらを大事にしているか分かるから
別れの場面では相手をどれだけ大切にしてるかが垣間見えるもの。
ラブラブの時期はお互いを思いやりたい意識が自然と芽生えるため、パートナーを大事にすることは難しくありません。
難しいのは好意が消えて交際をやめると決断した時。
関係を解消するほどなので恋人への愛情はほとんど残っておらず、最悪の場合は憎しみを持っています。
そんな中、別れる際の話し合いで自分を優先させたとすれば、パートナーからの信頼がなくなって「最低の人だった」と思われてしまうのです。
別れ方で相手の人生に影響を与えてしまうから
別れ方は交際中の記憶よりも深く胸に残るもの。
きちんと向き合わずに話をうやむやにされて関係が終わると、未練が断ち切れずに元恋人はいつまでも次の恋に進めません。
それに、傷付けられることを言われたら、元恋人はトラウマを抱えながらの人生になります。
このように恋愛の終わり方は、その後の人生を左右するほど影響力が大きいのです。
そして良い思い出になるか、人生を狂わす存在になるかは、去り際の恋人の態度や行動にかかっていると言っても過言ではありません。
別れた相手の将来・幸せまで考えて動ける人が本当に価値のある人といえるでしょう。
別れ方で性格や相性が分かる例をタイプ別に紹介
千差万別という言葉がある通り、人の性格もさまざまです。
そのため、別れる際の言動や態度などでもある程度の性格が読めたりするんです。
ここでは、タイプ別の別れ方・性格についてをご紹介していきます。
①素直に「別れたい」と感情を伝えるタイプ
恋人への熱が冷めたらストレートに「終わりにしよう」「別れよう」と言う人は、裏表のない素直な性格です。
隠し事ができず、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いとしか言えません。
そのため、少しでも別れたいと思った瞬間口にしていることが大半です。
常に自分の意志を最優先させて物事を考えるのが特徴で、かつ中途半端な関係を嫌うので、恋人なのか別れたのかをしっかり線引きさせたい思いが強いです。
このタイプは自然消滅や音信不通で恋を終わらせることはほとんどありません。
「別れ話をしない」という選択肢がないので、どれだけ手間がかかっても最後の話し合いをしてから正式に関係を解消します。
②あっさりしていて淡々と伝えてくる短気なタイプ
このタイプの人は、事実を重視します。そのため、しっかりとした理由を持って別れを告げることが多いです。
自分はどこが気に入らない、どこが原因で冷めたという点まで詳細に説明し、それらを踏まえた上でストレートに別れたいと伝えてきます。
しかし反面短気でもあるので、「別れたくない」といった否定的な言葉などを向けられるとイライラしてしまうことも。
③感情的で暴言をはき人を傷つける言葉を言ってくるタイプ
話し合いの途中で感情的になり、相手に対し暴言を吐いたり音信不通などで強制終了させるタイプです。
性格の特徴は自己中心的な傾向があって、精神的に未熟なこと。
大人の姿をしていても心が子供なので、些細なことでイライラを隠せずに、暴言だけでなく物にも平気で当たります。
話し合いをするまで、彼が攻撃的で感情をぶつける人だと知らなかった…そんな経験をした人もいるはずです。
④言い訳が多く理屈っぽいタイプ
付き合っていた時のことを「あの時は…」と回想する人は、粘着質で理屈屋の傾向があります。
別れると決めたからこそ話し合いをしているのに、そんな話をされたところで、どう対応すればいいか困ってしまいますよね。
このタイプの人とは綺麗に別れられないことも多いです。
こちらが後腐れなくあっさり別れようとしていても、色んなことをねちねちと言われ、最終的には気分が悪いまま終わってしまうなんてことも。
別れる意志が決まっているなら、どんなことを言われても聞き流すのがベストでしょう。
また、別れた後は早めに連絡先を全て切り、関わりを持たないようにしましょう。
⑤嫌われたくなく曖昧な理由を並べ八方美人なタイプ
自分から別れたい意志を示すものの、結論としての決め台詞が曖昧で言い訳が多い人は八方美人なタイプです。
ハッキリと別れを口にせずに「会うのやめる?」「しばらく距離を置こう」と、このような分かりにくい表現を使う人。
相手に嫌われるセリフを言って印象が悪くなることを避けるための行動で、全ての人に良い印象を持ってもらいたいので、例え冷めた彼女に対しても「別れ」に直接繋がるようなワードを避けるのが特徴です。
間違えてはいけないのは、はっきりと「別れたい」と言わなくても愛情が残ってないこと。
迷っているから曖昧な物言いになってるのではなく、保身のためにわざとぼやけた表現を使っているだけなのです。
⑥相手を気遣い納得するまで説明するタイプ
最後まで冷静に相手を大切にできる人は高い人間性があると言えます。
感情だけで突き進むような恋愛をしないので、勢いで付き合ってすぐに別れる…そんな恋とは無縁です。
何より一時の気の迷いで浮気する心配もないので、恋人は交際中も別れた後も幸せな時間を過ごせることが多いです。
しかしその反面、最後まで大人の仮面をかぶり続けているので、何があっても本音を明かさない性格。
別れの説明自体はしますが、どうしてそう思ったのか、という経緯までは話してくれないでしょう。
⑦自分の感情を出さず理由を一切言わないタイプ
理由を一切伝える事なく別れを告げる人は、臆病な性格だといえるでしょう。
相手に対する愛情なども尽きているからこそ、話し合いにも消極的になっています。
そのため、相手からの言葉を正面から受け取ることが出来ず、理由も言わないままに別れようと言ってくるのです。
⑧争いを避け自然消滅で解決しようとするタイプ
徐々に連絡の回数が少なくなって、最後はフェードアウトで恋を終える人は、他者との衝突を避けたい心理が強いのが特徴です。
「自分はこうしたい」という意志も希薄なので、非難などを意図的に避けようとしています。
その時々の状況に流されて生きるのが最も楽だと思っている人が多いでしょう。
フェードアウトで終わりにすれば気まずい思いをする必要もないし、相手と意見がぶつかる時間もゼロです。
なので好意がないことを恋人に勘付かせて、自ら離れるように仕向けるのが特徴です。
別れ際にいい女を魅せる賢い女の別れ方
このように別れ際の対応や話というのは、例え一瞬の出来事であったとしても本人には強い記憶として残る事となります。
悪い対応をすればそれだけ憎しみに変わるでしょうし、反対に潔い対応をすれば、思わず追いたくなるような理想の女性に映ります。
では、そんな理想の女性になるためには一体何を心掛けるべきなのでしょうか?
別れの原因や責任を相手に押し付けない
去り際は責任のなすりつけになりがちです。
付き合う価値のある人間だと思われたいのであれば、どんな理由があっても相手に責任をなすりつけてはいけません。
たとえ浮気が原因で別れることになったとしても彼が全て悪いような言い方をせず、自分にも非があったことを認めましょう。
「全部あなたが悪い」と強く言われるよりも「私にも悪いところあったんだよね」と言われたほうがずっと印象が良いです。
現に物事はどちらかだけが悪いのではなく、2人共に責任があるもの。
相手に責任を押し付けない別れ方を経験すると、あなたの成長にもつながりますよ。
必要以上に深堀せず相手を尊重する
少しの質問をするのは許容範囲内ですが、しつこく問いただすのはNGです。
単純に知りたいだけでも、何度も質問されると男性は「俺の意見を尊重してくれない」「鬱陶しい」と感じます。
別れたいという意志を尊重したいなら、深くは聞かずに了承しましょう。
最後まで我慢したり、不完全燃焼で終わるというのは辛いことですが、印象を良くしたいのなら質問をし過ぎないよう心がけましょう。
過去の言動や行動を責めない
最後に過去の不満をぶつけたい気持ちは分かりますが、男性的にはこの上なく鬱陶しさを感じる行為です。
「そんな昔のことどうでもいいだろ!」というのが本音なのですから。
別れようという瞬間に、過去の話をされた挙句に責められる意味が分からないのです。
このような対応にイライラとしてしまうかもしれませんが、一旦ぐっと抑えて今の気持ちを中心にした別れ方にしましょう。
そうすれば彼の中に、「あの子は責めなかったな」という記憶が残ります。
相手の話をきちんと聞く
別れ際になると、一方的に話をしてしまいがちです。
ですがそれはただ、自分の不満や愚痴を溢しているだけであり話し合いとは呼べません。
相手の話もきちんと聞いた上で、お互いに満足する形で別れられるように努めてみてください。
そうでないと、一方的な話をして終わったワガママな女という印象が、彼の中にずっと残ってしまいます。
男性が冷めきっている場合は粘らない
男性から振られた場合は、粘らないのが基本です。
彼が完全に冷めていた場合、しつこくすればするほど印象が悪くなります。
少しは愛情が残っていれば粘ってやり直せる確率がありますが、冷めきってたら逆効果にしかなりません。
しつこく復縁を求めるよりも、あっさりと離れたほうが何倍も良いイメージを与えます。
好きな人だと潔く去るのは難しいと思いますが、別れ際のイメージは非常に重要です。
彼が迷惑だと感じる行為はできる限り少なくしましょう。
付き合ったことを後悔しているような言葉は言わない
「こんなことになるなら、付き合わなかったら良かった」…と別れ話の際に感情的になり、つい言ってしまいそうになりますよね。
ですがそれは、彼と過ごした時間全てを否定するということ。
前向きに別れを検討していた人であったとしても、このセリフを聞いた瞬間あなたに対する印象が最悪なものへと変わってしまうでしょう。
このような言葉は、相手に対する非難の意味合いも持つので絶対に言わないようにしましょう。
相手にあわせた別れ方を選ぶ
付き合う価値がある人だと思われるコツは、相手を最優先にしながら行動すること。
自分ではなく恋人の好みに合わせた別れ方を選択すれば、イメージは抜群に良くなります。
例えば、ストレートに意志を伝える方法を望む人にはズバッと「別れよう」と言うのがベストですし、曖昧なことしか言わない人は、決定打となるセリフを伝えましょう。
他にも感情的になる人は聞き役を欲しているし、音信不通になった人に対してはしつこく追いかけないのが得策です。
このように、タイプごとに希望する対応が異なるので、彼がどんな最後を望んでいるか推測してください。
別れ方で価値観を知って相性が良いかどうかは分かるの?
別れの原因の中には性格の不一致ということも有り得ます。
そのため、付き合う際は自分の性格と相性の良い人を選ぶと良いでしょう。
例えば相手が納得するまで説明するタイプの女性は、はっきりと「別れたい」と言うタイプの男性と相性が良いですし、結論が曖昧で言い訳が多いタイプの女性は、自然消滅を好むタイプの男性との交際が非常に相性が良いとされています。
誠実な人の別れ方とは?
誠実な人の別れ方というのは、やはり最後までしっかり相手の言葉を聞く姿勢を持っていることが特徴的です。
一方的に責めたり、感情的になるのではなく、しっかりと相手の意見も聞いたうえで別れ話を進めていくのです。
そして相手に傷を与えないように去っていくので、別れた後も比較的負うダメージが少ないとされています。
思いやりのない別れ方とは?
反対に思いやりのない別れ方というのは、自分の意思ばかりを優先して、相手の発言を一切聞かないというのが特徴的です。
どれだけ意見を伝えても無駄で、まともに取り合わずに冷たい態度を取って一方的に別れるといった形ですね。
当然この別れ方は、切り出した側はすぐに楽になれますが、切り出された側に深いダメージを負い、最悪恋愛に対するトラウマまで生まれてしまいます。
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まとめ:「別れ方で人の価値がわかります」の理由をきちんと把握することが大切
「別れ方で人の価値が分かる」といわれる最大の理由は、別れ際にその人の本性が見えるから。
付き合っている時にどれだけ親切で優しかったとしても、最後の最後で逆上をしたり素っ気なくなると、印象もがらりと変わってしまいますよね。
いい女だと思わせるためには、感情的になるのではなく「相手を最優先に考えた別れ方」をすると良いでしょう。
そうすることにより、いつしか元彼もあなたの魅力に気付き、後で後悔をするかもしれませんよ。
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