夫婦が終わってるかチェック。関係を修復する方法と離婚したほうが良いケース

夫婦関係を続けているとうんざりすることや、夫婦の危機といったことは必ずといっていいほどあるでしょう。

愛し合って結婚したカップルでも、長い間一緒に過ごすうちに夫婦間の会話が減少し、関係がマンネリ化することは珍しくありません。

そこで今回は、関係が終わっている夫婦の特徴についてご紹介します。

また、関係を修復する方法と離婚したほうが良いケースも併せてご紹介しますので、現在夫婦としての関係に悩んでいる方は最後まで読んでみてくださいね。

夫婦関係が終わってるかをチェック診断

夫婦関係が終わっているかどうかを考える前に、まずは以下の項目をチェックしてみましょう。

夫婦関係が冷めて、離婚をも検討するようなカップルには終わりのサインのようなものが現れることが多いのです。

つまり、当てはまる項目が多いほど夫婦関係は終わっているといっても過言ではありません。

会話がほとんどない

夫婦で話す機会が減っても、ある程度コミュニケーションが取れており、お互いが苦痛に感じていなければ問題ありません。

例えば仕事や疲労の問題により、会話が取れない日が何日かあるというようなケースであれば心配の必要もないといえます

しかし、必要なこと以外で会話をしない状態であれば、妻や夫の気持ちが離れたサインといえるでしょう。

相手に関心がない、話すとイライラするなどの理由で会話を避けている可能性があります。

しょっちゅう夫婦喧嘩している

夫婦喧嘩が絶えない状態は夫婦が終わりに近づいている、分かりやすいサインの一つです。

喧嘩ばかりしている夫婦は、相手の話を受け入れず夫婦の問題や不満を改善する気がない状態ともいえます。

ただ感情をぶつけ合うだけで話が終わってしまうので家庭の雰囲気は悪くなり、今の問題も解決されず、さらに新しい問題も積み重なり悪循環に陥るのです。

目を合わせることがない

好きな相手のことは無意識のうちに見てしまうため、付き合う前や恋人であった頃は自然と目が合う機会も多かったのではないでしょうか？

パートナーと同じ空間にいても目が合わない場合は、相手に関心を失くしている恐れがあります。

特に、相手が意識的に視線を避けていたり、目が合ってもすぐに逸らしてしまうといった場合は「関わりたくない」と思っている可能性が非常に高いといえます。

食事を一緒にしなくなった

食事を一緒にしなくなるというのも、夫婦関係が終わりに近づいていることを示すサインです。

本来ならば食事や団らんは最も家庭の安らぎを感じることができる場面。

にも関わらず一緒に食事をしたがらないということは、「一緒にいたくない」という相手の心理を表すサインだと考えられます。

休日を一緒に過ごさなくなった

お互いが休みの日に用事を作って、相手と一緒に過ごしたり出かけたりするのを避けるようになったら要注意です。

これはつまり、相手と過ごしたくないという意思からわざと予定を組んで外出しているということ。

また、相手よりも友人や仕事などを優先しているという解釈も出来ますので、どちらにせよ夫婦が終わっているサインといえるでしょう。

同じ空間で過ごすことも嫌

夫婦仲が悪化すると、平日・休日を問わず、同じ空間で過ごすことさえ少なくなります。

こうなると、「一時たりとも一緒にいたくない」という状態ですので、「終わっている夫婦」だといっても過言ではないのかもしれません。

自分が部屋に入った瞬間、そそくさと逃げるように夫・妻が別室へ移動するといった行動が何度も繰り返されるようであれば、こちらもまた終わっているサインといえます。

夜の営みがまったく無い

夫婦関係が悪くなると、当然、夜の営みをする気もなくなります。

「嫌いな人とは体を重ねたくない」という発想は当然なので、異性として、パートナーとして、もはや好意がなくなっている状態に陥ってしまっています。

遠回しに誘ったり、スキンシップを取ろうにも断られたり、不愉快と言いたげな表情を浮かべられた場合は愛情も冷めているのかもしれません。

不倫・浮気を繰り返している

配偶者の不倫も、一度の過ちなら許せるケースもあるかもしれません。

しかし、何度も繰り返されると、不倫された側は心に傷を負い続けることになるでしょう。

不倫が発覚したにもかかわらず何度も繰り返す人は、よほどパートナーのことを軽んじているか、病的な恋愛依存症に陥っていると考えるべきです。

いずれにしても改善は困難なことが多いので、許せないのであれば離婚を検討するしかないでしょう。

夫婦の間に上下関係ができている

夫婦なのになぜか立場が低く扱われてストレスを感じていませんか？

本来は平等な立場であるべき夫婦関係に、いつのまにか主従関係ができあがってしまうと、夫婦のバランスは崩れます。

このケースの多くは女性が下となり、男性の世話などを強いられる状態が続きます。

主従関係は下にいる人の我慢が多くなり、場合によってはモラハラなどによる攻撃も受けやすくなってしまうため、精神的に追い込まれてしまいます。

どちらかが我慢しすぎている

また、毎日の生活で我慢が多くなっていませんか？

気力や体力があるうちは、夫婦という関係も相まってある程度の不満も我慢できるかもしれません。

しかし、体力・精神的に余裕がなくなり、いろいろな悪いことが重なったとき、ふとした瞬間に「これ以上は無理だ」と、全てに対して無気力になってしまうケースもあります。

「自分がたくさん我慢したところで、我慢に見合う愛情は返ってこない」と悟った瞬間からパートナーに興味を失い、夫婦として終わっていると強く感じるようになってしまうのです。

常に離婚したいと思っている

常に「離婚したいと思っている」状態も、夫婦として終わっているサインだといえるでしょう。

大きな喧嘩をして一時的に「別れてやる！」と感情的になってしまうことは誰にでもあり得ます。

しかし、継続的に別れたいと思っているなら、すでに夫婦としてパートナーから心が離れてしまっているといえます。

人は一晩経てばイライラや不満なども鎮まり、冷静になれるもの。

それが変わらず、ずっと離婚したいと考えるようになっているのであれば、それは相手に対する愛情が失われた証拠だといえます。

相手にもはや興味がない

好きな人といっしょに過ごしていると、相手の行動や気持ちが気になるはず。

仕事中や体調を崩してしまった際、「大丈夫かな」と心の中で思ったり連絡をする方もいるでしょう。

しかし、「旦那が何をしていても気にならない」「どうでもいい」など、パートナーに興味や関心がなくなっている場合は、妻や夫の気持ちが離れたサイン。

完全に赤の他人として見ているため、興味が湧く事がないのです。

終わってる夫婦関係を修復する方法

先ほどの診断で、あなたは一体いくつの項目に当てはまりましたか？

1つでも当てはまった瞬間、夫婦関係は終わりに近づいています。

もしも多少なりと愛情などが残っていたり、修復をしたいと感じているのであれば次の方法を試してみてください。

今更だと諦めるよりも、行動に移した方が良い方向へ進むかもしれませんよ。

まずは話し合いをする

夫婦仲に亀裂が生じているのは、もしかすると話し合いの時間が足りていないからかもしれません。

お互いが「気持ちを察して欲しい」「これくらい言わなくても分かるだろう」と考えてしまっているからこそ、意見の相違やすれ違いが生じている可能性も十分にあり得ます。

そのため、一度話し合いの場を設け自らの意思を伝えてみてください。

もし相手が話を聞いてくれる、修復のためのアイディアを提示してくれるようであれば夫婦関係は良好へと進むことでしょう。

些細な日常生活から再構築を目指す

日常生活の中で自然に夫婦関係を再構築できれば、それに越したことはありません。

そのためにはまず、夫婦仲が悪化した原因を探ることが大切です。

多くの場合は、双方に何らかの原因があるものです。

夫婦関係の再構築を目指すなら、相手の原因を責め立てるのではなく、自分が至らなかった点を反省することが必要です。

そして、相手を許す寛大な心を持ち、自分の欠点については少しずつでも改善する努力をすることが大切です。

完全に改善するのは難しいかもしれませんが、努力する姿勢が相手に伝われば、相手の心も和らいでくるはず。

専門家に相談する

夫婦関係がいったんこじれてしまうと、一方が修復したいと思っても、容易には修復できないことも多いものです。

そんなときには、自力だけで解決しようとせず、専門家の力を借りることをおすすめします。

夫婦関係の問題は、夫婦カウンセラーに相談してみましょう。

夫婦カウンセリングを利用するときに重要なことは、解決実績が豊富なカウンセラーを選ぶことです。

ただし、カウンセラーの実績や能力には個人差があるので、選び方を間違えると効果を期待できない可能性もあることだけは要注意です。

いったん別居してみる

どうしても夫婦関係の修復が難しいという場合、無理に一緒にいると益々いがみ合ってしまい、さらに夫婦仲が悪化することにもなりかねません。

そんなときは、いったん別居してみることをおすすめします。

しばらく別々に暮らしてみることで、お互いに相手の存在のありがたみが分かることもあるでしょうし、冷静に今後のことを話し合えるようになるという効果も期待できます。

ただし別居期間が長引くと夫婦関係が破綻していることの証となってしまい、離婚につながりやすくなります。

夫婦関係の修復を目的として別居する場合には、週に１回、定期的に一緒に食事をしたり、会って話をするというルールを決めましょう。

ルールを決めて家庭内別居をする

夫婦関係のあり方として、家庭内別居というものもあります。

家庭内別居とは、夫婦関係が破たんしているものの、何らかの理由で離婚せず、一つ屋根の下で同居を続ける夫婦のことを指すことが一般的です。

ポイントは、一緒に生活をしていく上でのルールを明確に決めるということです。

ルールが曖昧であれば、相手に期待しすぎて期待が外れると相手に対する憎しみが生まれたりします。

そこで、家庭内別居をする際には、例えば

• 寝室は別にする
• 食事を作るのは妻、洗い物など後片付けを行うのは夫
• 洗濯は月曜日～木曜日は妻、金曜日～日曜日は夫が行う

などと、後々トラブルにならないようにしっかりとしたルールを作るようにしましょう。

夫婦関係修復をせず離婚を回避する方法

夫婦としての関係や愛情は冷めていても、例えば子供が居たり、体裁的な問題で離婚をしたくないと考える方もいるでしょう。

夫婦関係を修復することが最も最適な解決方法なのですが、中にはどうしても修復不可能なケースもあります。

夫婦としては完全に終わっていても、離婚を回避することはできるのか？

大きく分けて2つの方法をご紹介します。

諦めて仮面夫婦として暮らす

仮面夫婦とは、戸籍上は夫婦のままで、人前では普通の夫婦として振る舞うものの、２人の間では愛情もなく、夫婦としての実体がないカップルのことを指します。

一見するとネガティブなイメージを持たれることが多い仮面夫婦ですが、生活上のパートナーとして信頼関係を築いていくことも可能です。

形はどうであれ、生活の苦楽を共にしていくことで愛情が復活することもあり得ます。

他人だと割り切り生活をするのも良いですが、仮面夫婦として生活をし、時間をかけて夫婦関係の修復を目指すのも良いでしょう。

卒婚を選択肢に入れる

卒婚とは、戸籍上は夫婦のままで、お互いが自由に生活する夫婦関係の形のことを指します。

離婚した場合と同じように別居して完全に生活を分けるケースもあれば、仮面夫婦や家庭内別居と同じように同居したままのケースもあります。

離婚はしたくないけれど、相手とどうしても一緒にいられないという場合は、別居する形での卒婚を提案するのもひとつの方法です。

離婚したほうが良いほど関係が終わってる夫婦パターン

中には互いが歩み寄ることで修復可能な夫婦も存在しますが、反対に何をしても愛情が戻ってくることのない、「離婚したほうが良いほど関係が終わってる夫婦」も存在します。

何をしても悪手となり、気遣いをしようにも「余計なお世話」だと思われてしまうようなケースです。

以下の項目に当てはまる場合、残念ではありますが離婚も視野に入れた方が良いかもしれません。

お互いに全く歩み寄るつもりがない

夫婦関係が終わってると感じる原因として、夫婦の価値観のすり合わせがきちんとできていない・歩み寄る気が全くないことも挙げられます。

お金、生活、仕事などの価値観について夫婦で納得のいく落としどころがないと、長い期間を不満を持ちながら生活をすることに。

当然不満を持ちながら生活をしていると、相応のストレスを抱えることになります。

最初こそは耐えられても、次第に分かりやすいほど夫婦関係は悪化し、最終的に終わりに向かってしまうのです。

実際、価値観・性格のズレは離婚の原因第一位となっているので、離婚しないためには夫婦の価値観のズレを埋めたり、相手を理解しようとする心構えを持つ必要があります。

DVやモラハラが日常的に行われている

配偶者に対して暴力を振るう「DV」や、言葉・態度で配偶者を威圧する「モラハラ」が行われている場合は、一般的に離婚した方が良いといえます。

配偶者からDVやモラハラを受けているにもかかわらず、「自分にも悪いところがあるから」と考えて離れずにいると、なおさらDVやモラハラを誘発することになりかねません。

特にDVの場合、長い間共に過ごしていると共依存に陥ってしまう危険性もあるので、早急に離れた方が良いでしょう。

ギャンブル依存、アルコール依存などがある

ギャンブルや借金、飲酒なども軽度であればともかく、依存の程度が著しい場合は精神的な病を抱えている可能性が高いです。

専門の医療機関でプログラムを受けることによって治療可能なケースもありますが、付き添う側の精神的な負担も大きい上、回復する前に経済的な生活が破綻するおそれもあります。

何よりこれらの依存症を克服するためには、本人の強い意志が必要不可欠です。

本人に真摯な改善意欲が見られない場合は、離婚した方が良いでしょう。

浮気・不倫を繰り返している

「浮気・不倫」はパートナーに頼ることができない気持ちが出てしまっている状態といえます。

相手では満たされないからこそ浮気・不倫に走るのであり、満足しているのであれば通常はそのような行為に手は出さないはずです。

一度だけではなく何度も繰り返す時点で愛情は冷め、他の女性や男性と関係を築いた方が楽しいのだと本人も気が付いているのです。

そのため、共に生活をしていてもメリットは殆どなく、あなたが精神的なダメージを負う一方であるといえます。

ストレスで心身に不調を来している

明確な理由がなくても、配偶者と一緒にいることが苦痛で仕方ないというケースもあります。

どんな夫婦でも一緒に暮らしていると多少のストレスは感じるものですが、既に心身の不調を来すほどのストレスを受けている場合には、それ以上無理を重ねるのは危険です。

ストレスを感じてしまう理由の多くは性格・価値観の不一致。

頭では受け入れられないことをどうにかして受け入れようとした結果、体がストレスを感じ拒否反応を示しているのだと思われます。

話し合うなどして改善が出来れば良いのですが、基本的に相手の性格や価値観を変えることは不可能に近いので、これ以上不調になる前に早急に離婚をした方が良いでしょう。

まとめ

夫婦とは恋人と異なり、毎日共に過ごす必要があります。

そのため「思っていたのと違う」「新鮮さが感じられなくなった」「悪い部分が目立つようになってきた」…などと不満が徐々に表れるようになっていきます。

このような不満を改善できると良いのですが、中にはそもそも愛情が冷めてしまった夫婦も少なくはありません。

もし今、あなたに歩み寄る気持ちが少しでもあるのなら話し合いをしてみてください。

ただし話し合いすらしたくない、顔も見たくないという場合は離婚についても真剣に検討してみると良いかもしれませんね。

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